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mori │ 2015/06/25 │ e-time life

メートル事

 

普段、長さを表す時はどんな単位を使用されていますか?

今回は、よく使用されている距離の単位「メートル」の話です。

 

1m = 100cm = 1/1000km = 39.37008インチ = 3.28084フィート = 1.09361ヤード

 

と言った長さの「1m」ですが、

そもそも何が基準となっているかご存知でしょうか?

 

今現在、1mの長さに定義されているのが

光が真空中を1/299,792,458秒間に進む距離

となっています。

 

この定義は今から約30年前の1983年に決められた定義なのですが、

それ以前の定義に無理矢理合わせる形となった為、こんな中途半端な数字となっています。

 

1983年以前に使用されていた元々の定義は

地球の子午線全周長を4千万分の1にした長さ」になります。

実際の測量方法は、パリを起点としてフランス最北端・ダンケルクからスペイン・バルセロナ間の距離を計り、その結果をもとに北極から赤道までの距離を計算。

そしてその北極〜赤道間の距離を1千万で割った長さが1mとして定義されました。

こちらが定義されたのが1799年になります。

1799年に人の足で測った距離を基準に、1983年に光速を使う事でより正確な長さに定義された事になりますね。

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